赤野 弘幸 自己紹介へ

【C値0.11達成!】岡山市H様邸の気密測定結果をご報告

公開日:2025/11/18(火) 更新日:2025/11/18(火) 住宅性能のこと全て3. 断熱・気密のステップ全て

こんにちは。工務の赤野です。

施工中の岡山市H様邸で気密測定を実施し、C値0.11cm²/m²という非常に優秀な結果を記録しましたのでご報告いたします!

一般的に、C値1.0以下で高気密住宅とされ、0.5以下であれば非常に優れた数値と言われています。

今回の0.11という結果は、全国的に見ても極めて高い水準です。

 

 

 

気密性能(C値)とは?

気密測定では「C値(相当隙間面積)」という数値を測定します。

この数値は、建物全体にどれくらいの隙間があるかを表すもので、数値が小さいほど気密性能が高いことを示します。

隙間が少ないほど、室内の快適な空気が外に逃げず、外の暑さ・寒さや湿気の影響を受けにくくなります。

気密性能が高い住宅のメリット

  • 冷暖房効率が上がり、光熱費を抑えられる
  • 計画的な換気ができ、室内の空気環境が良好に保たれる
  • 壁内結露のリスクが減り、住宅が長持ちする
  • 外気温の影響を受けにくく、家中が快適な温度に

 

この数値を実現した施工のポイント

気密性能を確保するには、施工段階での丁寧な作業が欠かせません。

 

【床の気密処理】

 基礎と土台の接合部、床下からの空気の侵入を防ぐため、専用の気密テープをしっかりと貼り付けています。継ぎ目やコーナー部分は特に注意が必要で、隙間なく密着させることがポイントです。

 

 

【断熱材の施工】

壁や天井には吹付ウレタン断熱材を採用。この工法は断熱材が発泡しながら隙間を埋めていくため、気密性と断熱性を同時に高めることができます。配管や配線周りなど、細かな部分までしっかりと充填することで、隙間のない施工を実現しています。

 

H様の快適な暮らしのために

この結果は、現場の職人たちが一つひとつの作業を丁寧に積み重ねてきた成果です。

気密性能は、目に見えない部分の品質を数値で証明できる大切な指標。完成後は壁の中に隠れてしまう部分だからこそ、施工段階でしっかりと確認し、お施主様に安心していただくことが私たちの責任だと考えています。

これから先も、H様ご家族が一年を通じて快適に、そして健康的に暮らしていただけるよう、丁寧な施工を続けてまいります。

 

 

工事の進捗は随時ご報告させていただきます。次回もぜひご覧ください。

 

 

 


 
 
 

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